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節電対策ではないですが、怪談を読めば涼しくなるんじゃないか(ホラーじゃあいけません)と思い、この夏は「盧江怪談集」(ウェッジ文庫)を読みました。あっさりしていて、トイレに行けなくなる怖さはないのですが、そのあっさり感ゆえに余韻を引き、「火焔つつじ」や「投げ丁半」といった男女の情念を描くものは、ある意味、本当に怖かったです。