富山県高岡文化ホールにやって来ました。ドイツのシュトゥットガルト室内合唱団のコンサート、オール《ア・カペラ》プログラムです。聞覚えのある曲はグリーグの「ソルヴェイグの歌」ぐらいでしたが、この曲も含めて編曲が現代的というか、今の音楽というか新鮮に聴こえます。そして声の響きの素晴らしさと言ったら…。僕らアマチュアが無駄にエンジンをふかしたり、急アクセル・急ブレーキをふんだりするのとは違って、プロは力の入れよう・伝え方が分かっていて、柔らかく心地の良いトルクがずっとかかっている感じです。最後に演奏されたメンデルスゾーン「『野に歌う』より」は、日本語訳がけっこうあるそうなので、いつか縁があればいいなと思いました。