11月のNHK BSプレミアムは横溝正史特集と言う訳で、楽しみにしていた割には、深夜に録画を見始めると途中で寝てしまい、ラスト30分で目が覚めることの繰り返しでした。市川崑監督「悪魔の手毬唄」「犬神家の一族」「獄門島」、野村芳太郎監督「八つ墓村」。市川作品は映像も音楽も美しく、「八つ墓村」は子供の頃怖くて見れなかったことへのリベンジだったのですが、意外とおどろおどろしくなく社会派の感じを受けました。犯人当ては、一番ギャラが高そうな人、と思っていれば間違いないのですが、いかんせん途中の展開を見過ごしているので、事件解決後には見立て殺人のトリックは素晴らしいけど、結局動機は何だったんだろうというもやもや感が残りました。写真の雀は「殺人者 スパロウ」にこじつけ…あっ、これは金田一少年の事件簿のほうでした。