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建築家 村野藤吾設計による晩年の建築「谷村美術館」(糸魚川市)です。石窟風の館内はひとつの展示室に仏像彫刻が一体程で、他の仏像は見えませんが、移動しているとある瞬間で次の仏像が見え始め、導かれるように移動します。僕のしばらく後には2人組の来館者があり、姿は見えないけど、何話してるかなと聞き耳を立てていたのですが、来館者同士も通路状の所で一瞬見えたりまた隠れたり、この見え隠れの絶妙な感じと言うのは、展示されている仏像だけでなく、来館者にとってもそうなるんだという新たな感動を味わいました。