人形浄瑠璃 文楽観劇のためコラーレ(黒部市)にやって来ました。演目は「曾根崎心中」、文楽を観るのは初めてですが、チラシにあらすじが載っていたり、事前解説や字幕のおかげで大変分かりやすくなっています。ちなみに字幕の出る電光掲示板は「G・マーク」と言うそうで、一瞬ゴルゴ13を連想しましたが、関係ないと思います。それに観ることは初めてでも「米朝落語大全」で聞き知っていることを目の当たりにでき、色々と合点がいきました。太夫さんの見台が立派で豪華なのに比べて、三味線方がちょこんと座っていること。本当に好きな人は人形は邪魔だといい、頭の中で想像し目をつぶって聴いていること等。僕が目をつぶると寝ていると思われるのでしっかり観ていましたが、天満屋の段の山場、足を喉笛にあてるシーンは涙が止まらないくらい、凄まじく悲しい物語でした。