2019/6/5 07:47AM

2019年6月1日 第74回富山県美術展

朝刊で写真部門の大賞作品「田植えの頃(新鞍真理子)」をぱっと見、これは絶対好きに違いないとの確信の元、やって来ました富山県民会館、県展の会場です。僕はあまのじゃくなので、やっぱり別の作品が良かったと言いたいところですが、もう圧倒的に目当ての大賞作品が好きでした。立山連峰が田んぼに映る水鏡なのですが、新聞欄の作者コメントによると「通勤途中の何げない風景」とのこと。民家や工場が普通に映っていて曇り空なのに、心が揺さぶられる美しさです。僕なんか浅はかで天気がいい方が良く映るだろうと考えてしまいがちですが、雲間からの抑えた光だからこそドラマチックに見えているのかもしれません。