金沢市民芸術村にやって来ました。広大な芝生広場では年配の方々がゲートボールをしたり、親子連れが落ち葉拾いをしたりと、晩秋の陽の光を愛おしむようにたくさんの人で賑わっています。さて、目当ての[谷口吉郎・谷口吉生]展ですが、入場料を払うなり、こんな豪華なパンフレット(…ではなくこれはもう作品集です)をもらっていいのでしょうか。展示方法は会場内にバランスよくパネルと模型が並んでいますが、これが共に大きくて圧倒されます。大きさだけでなくその模型の精密さと言ったら、とにかく凄いです。圧倒的なのに建築が人を威圧する所が全くないので、ただただその世界に引き付けられました。実は、谷口吉生氏による解説もあったのですが、とっくに定員オーバーで、とっても離れた所からお話を伺ってました。