OEK富山特別公演の前日リハーサルにやって来ました。本番会場のオーバードホールではなく、OEKの本拠地、石川県立音楽堂です。合唱団はマスクを着けて歌うのみならず、オケとの間はアクリル板によって仕切られ、何だか水族館の魚気分ですが、一たびオケの音が鳴り始めると、なんて極上の空間に立ち会っているんだ!と身も心もトロトロに溶けてゆく幸せな感覚に陥ります。全て完璧に歌えるわけではありませんが、難易度的にはこれまでの中では激ムズということもなく、むしろ東日本大震災復興支援曲「群青」をどう冷静に歌うことができるのかを考えます。年とともに涙腺が緩み、歌詞だけ読んでも泣けるこの曲、演者は感情を込め過ぎても良くないことは分かっていても、コントロールできるかどうかは明日次第な気がします。